突然の転勤!! まして家族がご一緒できない時、慌てますよね。会社命令で単身赴任を余儀なくされた場合、手当・家賃補助や引っ越し費用などが出ることがほとんどです。ですが、その内容は会社により千差万別。相場を知ってよそ様の会社をうらやんでもしかたありません。会社による規定ですから準備する書類や領収書、見積書、明細書などなどアレコレ提出しないとお金は出してもらえません。引っ越し準備や心の準備に慌ただしい中でも、クソ面倒くさい会社規定を熟読し、もらえるものはガッチリもらいましょう!!
なお、この文章は転勤を命ぜられた夫の妻目線で書いていますのでご了承ください。
① 単身赴任規定を手に入れる
これが意外と骨が折れます。転勤が決まった旦那さんは鬼忙しい状態で、規定をプリントして持ってきてと言っても持ってきません。日ごろ会社の就業規則なんて見たことすらありませんので、ありかがわかりませんから。仕事の忙しさに忙殺されます。そこで、
「忙しいとこ悪いけど、部屋探さなきゃ、いいとこ見つけたいよね～、会社いくら出してくれるのかな～、規定見ないとわからないよね」と
自分の住むところに関わること、もらえるお金にかかわること を告知します。
すると持ってきます。
② 単身赴任する承認を会社からもらう
自分が単身赴任する気満々でも、会社が単身赴任を承認しなければ、手当はでません。承認の規定は会社によって違います。自己申告で承認してくれる会社から、それはダメという会社、書類をアレコレ提出させる会社、色々です。
規定には承認する事例が記載されています。記載されていない理由の場合は個別に会社に相談し承認をもらう必要があります。
●承認のされやすさと必要書類の例
◎受験で合格した学校に通う子供・受験生がいる【就学証明書】
◎高齢・傷病のある同居の家族がいる【住民票・診断書】
◎奥さんが妊娠中【母子手帳・診断書】
〇奥さんが正社員で共働き
○別居の税法上扶養親族の介護をしている
△別居の親の介護をしている
△奥さんがパート社員
✖奥さん・子供が行きたくない←何か理由をこじつけたほうが…
会社によってはどんな事情でも認めてくれる会社もあるそうです。会社の単身赴任者の情報を仕入れて承認をもらいましょう。
③単身赴任規定のチェックポイント
単身赴任の承認がおりたら、さらに細かいところをよく読んで賢くお金を出してもらいましょう。
全ての規定は会社によって異なりますので注意が必要です。
※よその話と比較したり、平均と比べるのは精神衛生上おすすめできません。
単身赴任手当
毎月もらえる金額です
家賃補助と共に単身赴任の生活費となります
家賃補助
住宅補助には主に3つのパターンがあります。
・ 社宅 負担額は、なしか小さい金額
・ ○○%補助 上限あり
・ ○○円まで補助
決まった社宅に住む場合以外は自分で住む部屋の物件をさがします。会社の補助金だけでは気に入る物件が見つからないことが多いので、妥協点を探します。必ず最終決定は実際に住む人が決めます。
●自分で物件を探す場合の注意
・敷金礼金の会社補助があるかどうか
補助がない場合、敷金・礼金が自腹となりキツイです。敷金礼金が少ない物件を選んだほうがトクです。
家賃が安く、敷金礼金が高い時は不動産会社に敷金礼金を家賃に分割できないか相談してみるとできることもあります。
・管理費の補助があるかどうか
補助がない時は管理費を含んだ金額で物件を検索します。
●家賃＋管理費をいくらまでにするか
収入と単身赴任手当の金額と、残る家族の生活費と旦那さんの生活費、緊急時に自腹で赴任先に行く往復の交通費を考えて無理のない家賃にしましょう。 特に、単身赴任中に子供の進学など大きくライフスタイルが変わる場合は要注意です。私立に進学したり、お金のかかる部活動、定期代が大きい学校へ通学する場合も視野にいれなければなりません。部活動によっては、道具やユニフォーム、遠征費、合宿費など思ったより出費がかかることがあります。しっかり備えておきましょう。
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引っ越し補助
引っ越しの補助のパターン
・会社の決めた引っ越し会社をつかう
・○○円まで。見積もり・明細書を添付
・○○円まで。領収書のみ ←ラッキー
自分で引っ越し会社に頼む時は必ず相見積もり(通称:あいみつ)を取ることをおすすめします。複数の会社からとることによって適正または、値切った金額で作業してもらえます。但し、値切りすぎると作業員数を減らされて大変なことになりますのでほどほどに。まあ、単身赴任の時は作業員は2人の時が多いですが。
会社に見積書や明細書を添付する場合、荷造りや荷解きは自分でやり、費用に含められないようになっていることが多いです。
逆に引っ越し上限額が大きく領収書のみで良い場合は、信頼のおける中で安い業者を選び、その分で付帯設備の設置や荷解きしてもらいラクすることができます。但し他言厳禁の裏ワザです。見積りの際、引っ越し業者と明細なしの領収書発行を確認しておきましょう。
交通費・宿泊費・家族費用
①物件の下見の費用
②引っ越し当日の費用
家族の交通費・宿泊費がでるのか上限金額をチェックしましょう
本人だけ・本人と奥さん・本人と奥さんと子供など色々なパターンがあります。
転勤費用として一括○○円が支給されることもあります。
交通費は領収書の添付が必要かどうかによって選ぶ手段がかわります。
●領収書不要の時・一括支給額から出す時
節約してお得に移動する方法を考えましょう。
元気が残っているなら高速バスが新幹線より安いです。飛行機なら格安航空券やマイルをつかう、金券ショップで株主優待券を買って使うなどできます。
家族みんなで行く場合は飛行機や電車の便が選べるツアーで行くのが一番安い場合が多いです。但しツアーの場合キャンセル規定が厳しいので変更が起きそうなときは避けましょう。
疲れ果てている時、領収書が必要な時は正規のルートでゆったりと移動しましょう。
●宿泊費の上限の活用法
ビジネスホテルの多くは、宿泊費＋クオカードという設定があります。
例えば、上限8000円まで支給され、宿泊費が7000円の時は、7000円＋1000円分クオカードの部屋を予約するとクオカード分オトクができるという裏ワザです。上限金額までクオカードをもらっちゃいましょう。
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おしまいに。。。
単身赴任は二つの生活費がかかるため経済的に大変です。会社から出してもらえるものは出してもらいましょう。
旦那さんがいなくて、寂しいコトも大変なコトもありますが、ラクになることもいっぱいあります^^ ラクしても手抜きして暮らしてもいいんです。旦那さんが帰ってきた時は、家事や生活していく大変さもわかってくれる(思い知ってくれる)ようになり、優しく、思いやりも生まれます。まずはしっかり準備をして旦那さんの新天地での良き生活に向けて力を注ぎましょう。がんばって手伝ってくれた家族を裏切ったりしませんよ。赴任後は、残った家族と楽しく元気に暮らしましょう。そして遊びに行って美味しい物をいっぱい食べてプチ旅行気分で幸せ感じましょう～。
