単身赴任の部屋選びのコツ

突然の転勤、単身赴任の準備は時間がないため大変!!　慌ただしく忙しい中でも、納得のいく後悔のない物件を見つけたいですね。楽得倶楽部はそのために知っておきたい単身赴任者が楽に・お得に・手際よく転居先を見つけるコツを、合計6年間にわたる単身赴任の経験からまとめてみました。

会社の単身赴任規定を熟読する

家賃補助や単身赴任手当の金額、引っ越し費用など、会社から何の費用をいくらまで(上限)出してもらえるか把握しましょう。そのためにはまず、会社の単身赴任規定をプリントアウトしてもらうなどして、手元におくと便利です。引っ越しその他で気になることも分かり、転勤で忙しい旦那さんにいちいち確認するストレスもなくなります。

会社の補助を元に旦那さんの生活費、残った家族の生活費を考慮して物件を選んでいきましょう。

※但し、規定を人と比較するのはおすすめしません。

物件の基本情報と検索の仕方

①立地
②物件の詳細
③予算
④予算に余裕があれば家具・家電付き

賃貸検索サイト(スーモ・CHINTAI・Homes・ヤフー不動産)などに、希望の条件を入れて検索して探します。

①立地

通勤する会社の○○駅からの通勤時間で探すのが便利です。
会社の徒歩圏の駅を確認しましょう。複数駅ある場合もありますので良く確認します。

○○駅から30分以内、乗り換え1回以内、物件から駅までの徒歩10分以内

というように通勤時間の希望を入力します。東京の場合、山の手線の内側が都心で高い地域です。
東京の朝のラッシュは地獄です。フレックスタイムがなく、朝のラッシュを初めて体験する方は、短かめの通勤時間をおすすめします。

また、神奈川や埼玉よりの会社は東京以外の県も調べると安くて良い物件が見つかったりします。

②物件の内容

転勤まで日数がない時は【即入居可】にチェックをいれましょう。

転勤期間が決まっていない場合は、「定期借家」は更新ができないので避けましょう。
【定期借家を含まない】にチェックします。

・築年数
・広さ・部屋数の希望をチェックします。
アパートは上の階、隣の住民の音の影響が大きく、住み心地が左右されるので、できればマンションがおすすめです。
最初はマンションにチェックを入れて検索してみましょう。

検索の際、色々な条件にチェックを入れ、希望に近い物件を探しましょう。

♦条件にチェックを入れたいポイント

【インターネット接続可】
自分で引くのは大家さんの許可が必要で、工事の待ち時間もありかなり大変です。工事がいらないwifiタイプは場所により、通信状況に大きな差がでます。

【エアコン】
エアコンを自腹設置すると大きな出費となるので、エアコンは設置済みが良いです。

【室内洗濯機設置】
寒い日暑い日洗濯機が外(ベランダ)だと不慣れな家事がつらいです。

♦可能であれば入れたいチェックポイント

【家具家電付き】
単身赴任者にとって大きなメリットです。家具家電の購入費用が浮くだけでなく、引っ越しや退去もラクです。もし予算内で良い立地の家具家電付きのものがあれば、是非内見して検討してみましょう。

【2階以上】
1階は道路の騒音を受けやすく、空き巣に入られやすいデメリットがあります。

【温水洗浄便座】

ウォシュレットが必要な方はチェックをいれるか、自分で設置が可能か撤去が必要か不動産会社に確認を取りましょう。決定したい有力物件の場合、ウォシュレット取り付けてくれたら決めるとダメ元で交渉も。うまくすると入れてくれます。

「必要なもの」も確認しましょう。
自転車置き場・バイク置き場・楽器がひける・ペットが飼える・24ｈごみ捨て可能・宅配ボックス・浴室乾燥機など。家賃にも影響しますので、妥協も必要だったりします。宅配ボックスと浴室乾燥機は高額物件に多いので注意。

③予算

会社からの支給額と残された家族の生活や今後のライフサイクルを考慮して、管理費込みの月額上限を入れて検索します。

●　予算内で気に入る物件がない場合
住む人が重要視するポイントを大切に選びます。

・部屋の大きさの下限や部屋数を外してみる

・近い・広いを希望する場合→築年数こだわらないで探す

・新しくてキレイを希望する場合→駅徒歩こだわらないで探す

・クーラーなしを選び、自分で設置可能か確認する

・上記でも見つからない時は通勤時間を伸ばしたり、隣県も探してみます。

●　予算内でたくさんの物件が出た場合
広さ・近さ・築年数など、希望する好条件を入れて絞ってみましょう。家族がたくさん遊びに行きたいと考えているときは、二部屋にして布団を用意するとホテル宿泊がいらなくなりますね。

内見前に確認したいこと

見てみたい物件がいくつか見つかったら、内見前に地図を見たり、治安を確認しましょう。
単身赴任の内見に行ける日数は少ないので、下調べをしっかりして、内見したら決定に進めるよう準備することが大切です。

①　地図でチェック

●高速道路や大きな幹線道路沿いは騒音がひどく、空気も悪いので避けた方が良いです。
破格に安い物件にありがちなチェックポイントです。

●線路沿いは地上の電車の場合は騒音・振動がある可能性大です。
地下鉄が地下に通っているときは、個体差がある(上の階なら影響がないことも)ので不動産会社に確認を

●川沿い・傾斜地でないかどうか

●救急病院の近くはサイレンの音が夜中でも響きます

地図をしっかり確認しないと、内見でビックリの事態に。

②　生活しやすさを確認

・利用駅の治安を確認しましょう

・コンビニや遅くまでやっているスーパー・ドラッグストアがあるか確認します。
駅と家の間にあると一番いいですね。
(肉のハナマサ・業務用スーパーは大口なので使いにくいです)

・スーツで出勤の方は営業時間が長めのクリーニングがあると助かります
クリーニングって面倒くさい大変な

・病院(内科)がどこにあるか確認します
1人の時に病気は不安で大変。確認しましょう。

・飲み屋街・学生街は夜間もうるさいこともあるので注意。

・歓楽街が近くないかどうか、こっそりチェックしましょう
出来心防止^^ですね

内見前に不動産会社に確認すること

不動産会社の担当と仲良くなりましょう。

未掲載の良い物件を教えてもらえたりします。

候補物件の前の人が出た理由や長く住んでいたかどうかを聞き出せると住み心地がわかります。もし、短期ですぐ引っ越してしまうことが頻発している部屋は何かリスクがある可能性があります。実は○○を教えてくれる?かも?

最終確認はしっかりと

優良物件の中には、「おとり物件」と俗によばれる、既に契約済にもかかわらずサイトに掲載されている場合や、削除おくれなどで埋まってしまっている物件がありますので、電話で確認しましょう。

住みたいと思う候補には、『本当にこの物件は空いてますね?  行ったらなかったはないですよね~』というようなことをヤンワリ電話で念押ししましょう。その際、「他のお客様も検討中でして…」などと口ごもる時は要注意、空いていない可能性が。その他のおすすめ物件を提示してもらい、希望と合わない時は他社の物件の下見をする時間の確保をしましょう。

電話で確認しておいた方がよいこと

●家賃以外の費用の総額　(敷金・礼金・その他)
アレコレ費用が付帯されないか、必ず確認を。
会社から出してもらえる範囲・今後の生活費と照らし合わせてみましょう。

●引越し可能日・日割料金の発生の有無

●インターネットの接続会社と料金の有無、接続方法(工事が必要な時は日数がかかります)
間に合わなくなる可能性も。
光回線かどうか。遅くて使い物にならないと困りますよね。

●必要に応じ、ウォシュレット・エアコンなどの設置ができるかどうか

●お隣さん情報は、聞けたらラッキー程度に軽めに聞いてみましょう。

内見のチェックポイント

駅から家までの様子と商店や飲食店の種類、家の周りの様子、もし可能ならば夜に周りを歩いてみるのもいいですね。
室内は隣のビルとの距離や日当たりも確認しましょう。
排水溝のニオイ・水の出かた・壁の厚さや声が聞こえるかも気にしましょう

家具の購入も節約したいなら、収納スペースも良くチェックししましょう。

内見のコツはこちらから▼

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最終決定は住む人がする

駅徒歩3分やや手狭なA物件と、駅徒歩13分の二間あるキレイなB物件の二つでどちらにしようか迷ったとします。
旦那さんはA物件、遊びに行きたい家族はB物件押しの時、家族みんなでＢ物件サイコ～の大合唱で、旦那さんにＡ物件がいいって言いだせない状況に追い込むのは✖。

今後、生活していくのは旦那さんです。毎日つらい道のりを歩きながら、雨の日ずぶ濡れになりながら、やっぱりＡにしたかったと後悔、ストレスマックスになるのは一番避けたいことです。

物件に迷ったら、周りの家族は「どっちもいいわね～」くらいにして、実際に生活していく人に決定権を委ねるのがポイントです。

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